(Tim CookのTwitterより)

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、旧暦の正月1日に、世界中の中国人とこの日を祝うすべての人に向けて、ツイッターとウェイボー(微博、Weibo)に新年の挨拶を投稿した。

 クック氏はツイッターとウェイボーで、「旧正月を祝うすべての方々に謹んでお慶び申し上げます。寅年の今年は、あなたに勇気と力を与えてくれますように」と投稿した。クック氏が「Chinese New Year(中国新年)」ではなく「Lunar New Year(旧正月)」と投稿したことで、議論を巻き起こした。

 旧正月は中国人だけでなく、多くの国の伝統的な祝日であるため、毎年世界中でお祭り騒ぎになることが多い。しかし、英語では「Chinese New Year」と訳すべきか、「Lunar New Year」と訳すべきか、近年、論争が続いている。

 中国のモデル、リウ・ウェンさんが2018年にインスタグラムで旧正月を祝うために「Happy Lunar New Year」という英語表現を使った。ネットユーザーから「中国人であることを忘れた」「非国民だ」と批判され、謝罪して代わりに「Happy Chinese New Year」を使う羽目になった。

 韓国のオンラインメディア「WOW Korea(ワウコリア)」によると、韓国の市民団体「VANK(バンク)」がこのほど、各国の旧暦の新年の呼び方を正して、「Chinese New Year(中国新年)」ではなく、「Lunar New Year(旧正月)」と呼ぶべきだと、積極的に呼びかけ活動を展開している。

 国連は今年も相変わらず、伝統的な旧正月を祝う切手を「Chinese Lunar Calenda(中国の旧暦)」と表記したため、VANKはこれに抗議する手紙を出した。伝統的な旧正月は中国だけでなく、他のアジア諸国でも祝われるものであるため、旧正月を中国の正月と定義するべきではない、とVANKは述べた。

(翻訳・徳永木里子)