グローバルイマーム評議会(イスラム教徒の信仰指導者)は2021年12月30日、北京冬季五輪への参加と出席を禁止するとの声明を発表しました。

 声明では、「グローバル・イマーム評議会は、世界初かつ最大の国境を越えた多国籍、非政府組織であります。我々は、抑圧されたウイグル族のイスラム教徒たちを支援し、団結し、共に歩んでいきます。中国共産党政府は、弾圧、拷問、独裁によって、イスラム教徒の基本的人権と基本的権利を侵害し続けています」

 「グローバル・イマーム評議会は、2022年北京大会への参加・出席を禁止すると裁定しました。このイベントは、ウイグル人の大量虐殺と民族浄化を行う権威主義的で抑圧的な政権の利益に直接つながるものであります。北京2022年冬季五輪をボイコットする組織が増えていることを賞賛し、世界ウイグル大会への支持を改めて表明します」

 この声明に署名したのは、イスラム教シーア派の最高成文法機関であるナジャフの聖イスラム神学校や、スンニ派で最も権威あるアル・アズハル大学も含まれています。

(翻訳・藍彧)