香港特別行政区行政長官・林鄭月娥(写真撮影:看中国/周秀文)

 今日午前中、香港特別行政区行政長官・林鄭月娥は記者会見を行い、「逃亡犯条例」改正案は「もう死んだ」と発言した。

 林鄭月娥長官はまず、数週間に渡り香港社会が非常に不安定な状態に陥ってしまい、非情の心苦しいと述べた。

 次に、林鄭月娥長官はこう言った。
「最近、香港社会には二つの場面が並存していました。一つは数十万人の市民が自由権を行使して平和なデモに参加したもの。もう一つは一部のデモ参加者が暴力を用いて警察と衝突したことです。市民たちは平和、理性的な方法で政府に対する不満を表したほうが良いと思います」

 林鄭月娥長官は自分でも真に反省し、香港社会の有識者たちから意見を聞き、目下の困窮した局面を打開したいと発言した。

 林鄭月娥長官は、香港政府と一般市民の衝突の原因が「逃亡犯条例」改正案にあるため、この法案の成立を見送るとし、「法案はすでに死んでいる(The bill is dead)」と言った。

(翻訳・黎宜明)