浙江省多数の企業が休業(ネットより)

 中国浙江省はこのほど、感染拡大しているため、20社以上の上場企業が防疫のために生産を停止しただけでなく、各業種の現地工場も操業停止に追い込まれ、生産再開のめどが立っていない。

 中国メディアの報道によると、浙江省の多くのコバルト塩工場が一時的に生産を停止したため、電池原料の価格が3年ぶりの最高値を記録したという。生産能力で国内トップクラスの同省のコバルト塩工場2社が操業を停止したため、業界全体の32.5%を占めるコバルト金属の供給量に影響を与え、新エネルギー自動車産業チェーンに衝撃を与える引き金になったという。今週、中国の電解コバルト価格は前年同期比82.7%増、今年初めより76%増加した。

 財政専門家のジェイソン博士は「希望之声」に対し、現在、中国国内のこれらの企業のデータはいずれもひどいため、真実が漏れ、マクロの状態が暴露されることを恐れて、今では褒め言葉であっても経済的なコメントをすることができないほどであると語った。実際のデータを見ることはできないが、様々の現象を分析して、今の中国経済が好景気だと感じられるものは一つもない。そんな中、中国共産党は、あるものはコロナゼロ政策のために、あるものは冬季五輪が順調に開催できるようにするために、企業を閉鎖する政策を導入してきた。中国共産党の指導層がいかに庶民の生活から離れているかがわかる。これは歴代王朝末期の反映で、皇帝と民衆の間に極度の断絶があり、社会は修復不可能な分断状態に入り、中国は危機的な状態に陥ったことを意味する。

(翻訳・吉原木子)