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 17日は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去の10周年であり、北朝鮮は11日間の哀悼期間に入り、人々は笑うことすらできなくなる。

 北朝鮮官営メディア「労働新聞」は、これを機に「尊敬する指導者である金正恩氏を中心に、党と革命に対する忠誠心を強化せよ」と全国に訓戒した。

 ある民衆はラジオ・フリー・アジアに対して、哀悼期間中、民間では酒を飲んだり、笑ったり、余暇活動をしてはならず、生活用品の買い出しさえもできない。「この間に家族がなくなっても、泣いてはいけない。追悼期間が終わってから、遺体を移動させなければならない」とし、「過去にも、哀悼期間中、酒を飲んだため連行される人が多くいた。思想犯と見なされ、連行されて帰ってくる人はいない」と暴露した。

 従来、金正日総書記への追悼期間は10日間であったが、今年は10周年に当たり、11日間に延長された。

(翻訳・吉原木子)