(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 中国人権に関する雑誌「寒冬」によると、中国福建省にあるレストラン「阿弥陀如来の素食」(「阿弥陀如来のベジタリアン食」)は中国共産党政権に厳重注意された。

 このレストランは地元のお寺の方が運営されているから、店内でベジタリアンと仏教の理念を宣伝する本が展示されている。このレストランのメニューが地元の住民たちの中に大人気だ。

 しかし、このレストランが設立から半年未満、中国共産党政権に注意された。地元の人によると、2018年11月、中国共産党の幹部の指示により、このレストランの店名が「阿弥陀如来の素食」から「蓮海真味」になった。このレストランは人気だから、中国共産党の幹部がこのレストランに対し厳しい検査を行って、レストランの中に展示されている仏教の本とビデオは全部没収された。このレストランと関連するお寺の倉庫も捜査され、数百冊の仏教書籍が没収された。このレストランの所有者と店員に対する迫害があるかどうか、現在不明だ。

 最近、中国共産党は宗教に対する弾圧を強めており、多くの仏教とキリスト教の信者が酷い迫害を受けた。しかし、ベジタリアン食のレストランにも波及するとは誰も予想できなかった。

(翻訳・黎宜明)