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 誰もが大人しい子供が好きです。彼らは周囲への心配りがよく、協調性を持っていて、優しく、礼儀正しいのです。しかし、子供が素直過ぎても、少し心配になるのではないでしょうか。彼らは勇気がなく臆病で自分の本音が言えないこと、そして傷つき易いことが心配です。

 子供が他人と協力できることは望ましいことです。そして、私たちは子供が話を聞いてくれる時、子供にプレゼントして褒めてあげる傾向があります。大人しい子供は何事も断れません。自分の気持ちを隠して、本音を話しません。いつも友達を助けて、人を怒らせることをやらないし、このような話を言います。それは「君の方が、もっと得意だと思いますよ」という言葉で相手に譲ります。しかし、これこそ優しい子供の弱点なのです。

 トロントの心理療法士・ビッシュ氏は、「私たちは子供を育てるためだけではなく、子供の未来を考えなければなりません。これこそが重要な問題であって、少年から成年になるまで、彼らは決断力を備えた立派な人になるべきです。つまり子供に対して、この方面の教育をしてあげないと、そのような人にはなれません」
これに対して、バンクーバーの子育ての専門家のデマレスさんは、「皆と仲良くできることはいいことですが、成長してからの独立性はどうでしょうか。子供を他人に利用されたくないのではなく、勇敢に立ち向かって、十分に自信を持ってほしいのです」と述べている。

 子供の大人しすぎる原因それぞれです。例えば、家族から安らぎを得たいために大人しくなったこともある。そして、親の性格は最も重要な原因にもなります。デマレスさんは「もし、子供が罰に怯えるなら、あるいは親の情緒が不安定であれば、何か悪いことが起きないための唯一の方法は従順することです」。逆に考えると、もし子供が自分の考えを表せる家庭の中で成長すれば、未来の人生で自分の考え方を貫くことができます。

大人しい子供の果敢さ養うには

1、子供が多くの自立性のある活動に参加することを励ます

 デマレスさんは「子供たちが多くの組織活動に参加している時、よく他人からの指示を受けました。しかし、子供たちが自身の考えを持つことが必要です」と説明した。

2、子供の考えを主動的に聞く

 「これが欲しいか」と聞いてみてください。子供は自分の意見を言わないかもしれませんが、ひたすら従順することを停止させられます。更に「自分は何が欲しい」と「他人や親が欲しがっているもの」という考えをはっきりさせます。

3、子供が勇気を出すことを褒めてあげる

 デマレスさんは次のようにアドバイスした。「子供が友達に言われた通りにやりたくないなら、拒否する態度を表すべきです。そして、子供が自分の意見を公に表す時、親は賛成するべきです。たとえ、意見が統一できなくとも、子供に自分の考えを持つ権利があることを知らせます。

4、子供の盲従を主張しないように

 デマレスさんの子供は親の言うことを聞かないことがあります。それは子供が更なる主張のある人になるのに役立ちます。「私たちは子供に頭がはっきりしていて、独立した思考能力を持つ人間になってほしいのです」

5、子供が才能を認める

 オタワの心理療法士・ラムスデン氏は「両親は子供に自分自身を堅持することを教えても大丈夫です。彼らに自分自身で問題を素早く解決する能力など持っていることを教えるべきです。よりおとなしい子供たちに、彼らは唯一無二の存在で、自分の好き嫌いを表す権力があると常に教えてあげてください」

6、非現実的な世界から遠ざける

 テレビゲームの中の仮想世界は、社会の現実問題を解決することはできません。子供にトランプや将棋のようなゲームに参加させることは、社交的の決断力を養うために役に立ちます。あるいは、子供に友達と外出させたり、スクリーンを離れさせたりするとよいでしょう。

(翻譯・平清竹)