小S(徐熙娣)(Vogue Taiwan, CC BY 3.0 , via Wikimedia Commons)

 台湾の人気タレント、小S(シャオエス、徐熙娣)さんがインスタグラムで、東京五輪に出場する台湾選手を「国手(国家代表選手)」と呼称したことで、中国のインターネットユーザーから「台湾独立派だ」と非難を浴びた。この騒動で小Sさんは2日までに、中国企業4社から広告出演契約を解除された。

 小Sさんは台湾の戴資穎(タイ・ツーイン)選手と中国の陳雨菲(チェン ユーフェイ)選手が対戦した1日のバドミントン女子シングルス決勝の後、インスタグラムを更新し、「負けたけれど素晴らしい戦いだった。でも私はもう少しで死にそう」と悔しい気持ちを表した。

 これに不満を持った中国のネットユーザーが、台湾選手を「国手」と呼称していた小Sさんを攻撃する暴言が殺到した。小Sさんが「中国を侮辱している」「台湾独立を意図している」と主張し、中国の番組に彼女が出演することを禁止するように求めた。その後、小Sさんと提携していた4社の中国ブランド企業は、すぐに広告出演契約を解除した。小Sさんの家族にまで影響を与えた。

 この騒動を受け、国民党の林為洲立法委員は2日、フェイスブックで、「台湾の選手を国家代表選手と呼んで何が悪いのか。省代表チームとでも言えばいいのか」と疑問を投げかけ、「両岸の間はだんだん開き、どんどん遠くなっていくだけだ」と述べた。

 民進党の管碧玲立法委員もフェイスブックで、「小Sさんを見せしめにしようとしているのか。だが、中国人よ、この手は台湾には効かないのだよ」と語った。

 「台湾では、小Sさんは私と同じで、子供の頃から国旗や国歌があり、自分で大統領を選ぶことができると育てられてきた。全世界が台湾を国と認識している。小Sさんは間違っていない。人々が事実を認識できないだけだ」「小Sさんは台湾で生まれ育った、台湾の自国民を応援して何が悪いの?実際、中国と台湾は確実に2つの独立した政権である。私が生まれてから受けてきた教育資源や社会福祉は、共産党ではなく、すべて台湾政府からのものだ。私も共産党に税金を払ったことが一度もなく、なぜあなたたちに道徳的に拉致されなければならないのか?」とコメントしたネットユーザーがいた。

(翻訳・吉原木子)