中国河南省登封市にあるアルミニウム工場で激しい爆発が起こった。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国河南省登封市(とうほうし)で20日、豪雨による洪水で、地元のアルミニウム工場の壁が倒壊し、アルミの電解炉に水が流れ込んで激しい爆発が発生した。原子爆弾のような巨大なキノコ雲ができ、炎が空を赤く照らし、大きな爆発音が鳴り続けていた。半径50キロの範囲で強い揺れがあった。当局はまだ死傷者の状況を公表していない。

 地元メディアの報道によると、同日、河南省登封市の電解アルミニウム企業が、アルミの電解炉の浸水事故で生産が停止したため、生産量4万トンから5万トンの損失をもたらしたという。

 ネットユーザーが投稿した動画には、同日午前6時過ぎ、アルミニウム工場で激しい爆発が起こり、まばゆい炎が空を照らし、大きな爆発音を伴って、巨大なキノコ雲が炎を巻いて空中に舞い上がる様子が映っている。爆発は一箇所だけではなく、広い範囲で爆発が相次いでいた。

 遠くから見ると、爆発で発生したキノコ雲はまるで原子爆弾によるもののようだった。半径50kmの範囲で強い揺れを感じたと言うネットユーザーもいた。工場全体が火事で焼けてしまった。

(翻訳・藍彧)