黒竜江省ハルビン市にある尚志市長寿郷と河東郷の一部の村・町は1日18時頃、竜巻に見舞われ、百棟以上の家屋が損壊され、電力施設が故障し、高速鉄道の「帽児山」区間が運休した。

 地元メディアの報道によると、21時40分現在、尚志市長寿郷で72棟、河東郷で28棟の家屋が壊され、計9人が負傷した。そのうち、2人は治療のためにハルビン市の病院に運ばれ、1人は死亡した。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、ハルビン市を襲った竜巻の直径は100メートル以上にも及び、高速で回転する気流に包まれた様々なものが吹き飛ばされ、竜巻が襲ったところの家屋や樹、農地が破壊された。竜巻に遭遇した人々は「恐ろしい」と叫んだ。

 竜巻が過ぎ去った後、家屋の屋根がほぼ全壊し、被害は深刻だった。家屋が丸ごと吹き飛ばされたところの負傷者が、病院に運ばれずにまだ現場にいる。住民によると、瓦礫の中にまだ人が埋まっており、多くの人が負傷したという。

(翻訳・徳永木里子)