ラトガーズ大学(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 米ニュージャージー州の数百人の学生や保護者が21日、ニューブランズウィック市にあるラトガーズ大学の前で集会を行い、同校が3月に提案した、今秋に大学で授業を受けるすべての学生が新型コロナウイルスワクチンを接種しなければならないという新規定に反対した。

 集会では、ニュージャージー州議会議員ジェラードシャルフェンバーガー氏(共和党)が「人々が取り戻した自由は、ごく短時間でまた消えてしまい、二度と取り戻せなくなる。この強制ワクチン接種を認めたラトガーズ大学は突破口だ。彼ら(左派)は、あなたの人生のあらゆる側面を支配するまで、地歩を固めていく。ワクチン接種後、すでに死亡した若者が何人もいた。過去に感染したことがある人は、ワクチンに対する副作用の発生率がより高いことも明らかになった」と警告した。

 同氏は5月、ワクチンパスポートの使用を避け、強制ワクチン接種及びワクチンを接種していない人への差別を禁止する法案を提出した。

 また、同じくニュージャージー州議会議員のセレナディマソ氏(共和党)は、州や地方から資金援助を受けている学院や大学に対し、ワクチンの接種を義務づけ、ワクチンを接種していない学生を差別することを禁止する法案を提出した。

(翻訳・徳永木里子)