中国共産党政権は、19日に打ち上げられた「長征4号B」ロケットの残骸が墜落すると予想された場所の住民に、17日に事前避難勧告を出したが、実際の墜落地点は250キロもかけ離れていた。

 海洋2号衛星を搭載した「長征4号B」ロケットは19日、甘粛省に位置する酒泉衛星発射センターにて打ち上げられた。同日正午、巨大なロケットの残骸は甘粛省平涼市静寧県に墜落した。しかし、地元当局は17日、墜落場所から約250キロ離れた甘粛省白銀市白銀区四龍鎮の住民に対し、事前避難勧告を出していたのだ。幸い、死傷者は出ていないという。

 ネットユーザーが投稿した動画には、甘粛省平涼市静寧県李店鎮にある丘陵地の山腹部に墜落した巨大なロケットの残骸を、近くの住民が取り囲んでいる様子が映し出されている。

(翻訳・藍彧)