ブラック・ライヴズ・マター(BLM)の抗議活動(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 英紙The Daily Mail の25日の報道によると、Facebookの共同創設者ダスティン・モスコビッツ氏とその妻、TwitterのドーシーCEO 、NetflixCEOの妻らがBLM共同創設者パトリッセ・カラーズ氏の政治行動委員会(PAC)と慈善団体に、計750万ドル(約8億円)以上を寄付したことがわかりました。

 カラーズ氏はこれまで、Netflixなどのオンラインコンテンツプロバイダに財政的利益をもたらす政策「ネット中立性」を強く主張してきました。FacebookとTwitterはカラーズ氏を批判する投稿を審査しており、両者はとても良い関係を保っています。最近、Facebookはユーザーがカラーズ氏の高価な不動産保有に関する 「The Daily Mail」 の記事を共有するのをブロックしました。

 New York Postが引用した公的記録によると、モスコヴィッツ氏と妻カリ・ツナ氏は、カラーズ氏が創設した非営利団体「Dignity and Power Now」および他人と共同で設立したPAC「LA刑務所改革(Reform LA Jails)」に、2017~20年にかけて非営利団体を通じて550万ドル(約6億円)以上を寄付しました。モスコヴィッツ(36)氏はFacebookの共同創設者の一人で、2008年に会社を去りましたが、純資産約200億ドル(約2.2 兆円)を保有しています。

 そして、推定純資産140億ドルを保有するドーシーCEOは、昨年、彼の「startsmall慈善活動」を通じて 、BLM とカラーズ氏 の団体「The Movement for Black Lives」に、計150万ドル(約1.7億円)を寄付しました。

 クイリン氏は64億ドルの資産をもつNetflixのヘイスティングスCEOの妻で、2020年に LA刑務所改革に25万ドル(約2700万円)を寄付しました。

 多額の寄付をもらったカラーズ氏は2015年、自分を「訓練を受けたマルクス主義者」と公表し、昨年12月には「私はマルクス主義を信じている」「私は人々が空腹にならないようにするために取り組んでいる」と語りました。

 最近、カラーズ氏が320万ドル(約3.5億円)で、白人の多い地域に3軒、計4軒の住宅を購入したことがThe Daily Mailなどに報道されてから、米両党から批判を受けました。しかし記事はFacebookに共有をブロックされました。

【YouTube】BLM共同創設者パトリッセ・カラーズ氏は、自分が「訓練されたマルクス主義者」であることを認めている:

(新時代Newsより転載)