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 今日は話題を変えて、エリア51と宇宙人に話してみましょう。エリア51について、本当に存在するのか、エリア51ではいったい何をしているのか、本当に宇宙人と関係あるのかなど、かつて、いろんな噂がありましたが、2013年にアメリカのCIAがエリア51の存在を認めたあと、エリア51の存在には疑問がなくなりました。しかし、エリア51で具体的に何をしているのかについては、やはり謎のままです。アメリカ軍の機密の航空機のテストが行われているとか、ステルス機の試験飛行が行われているとか、特に、UFOや宇宙人について研究しているとか、あるいはUFOや宇宙人の基地とかなどの話もあります。

 皆さんは宇宙人の存在を信じますか、私はたぶんいるだろうと思っています。現在、宇宙人に関する情報は非常に多いです。しかも、一つの星だけではなく、火星、金星、土星などから来たと自称する人がいれば、自分は地球の原住民で、他の星から地球に戻ってきた人だと言う人もいます。もちろん、嘘をつく人がいるとも考えられますが、すべての人が嘘をついているとは限らないでしょう。また、人類は宇宙の果てを人まだ把握できてなく、今把握している宇宙範囲内だけでも、地球はただ宇宙の一粒の塵に過ぎず、地球のような塵埃が宇宙全体に満ちているので、理論的に言えば、人類の知識を超えた生命の存在は十分可能性です。

 トランプ大統領は、ホワイトハウスを去る数日前に、米国防総省と情報機関に180日内にUFO関連の報告書を完成させる法案に署名しました。30年かけて宇宙人の存在を研究してきたエンジニア・元アメリカ副保安官のチャック・ザルコウスキー氏は、UFOの存在を示す具体的な証拠は、イエスの存在の証拠よりもっと多いと述べたことがあります。ハーバード大学出身のベン・メリック(Ben Mezrich)氏は「北緯37度線の不思議な訪問者」という本を出版しています。この本に「アメリカで起きている数々のUFO関連の謎のほとんどが、北緯37度線付近で発生し、しかも、軍事基地と関連している」と記録しています。北緯37度線は非常に独特なところです。

 サウジアラビアのマダーイン・サーレハ、シリアのパルミラ、中国の黄土高原など、これらの文明遺跡はすべて北緯37度線付近にあり、アメリカのペンタゴン、北アメリカ航空宇宙防衛司令部、エリア51なども全部北緯37度線当たりにあります。これはあまりにも不思議なことです。北緯37度線について、今後詳しく述べたいと思います。今日は、宇宙人関連の話の中に、最も有名なアメリカのロズウェル事件と、謎のエリア51についてお話します。

 アメリカ政府が公式に認めたUFO事件は2件あります。最近の1件は2020年4月、米軍が公式に公開したパイロットが赤外線カメラで撮影した三つのUFOの動画像です。映像公開について、米国防総省の報道官は、「出回っているビデオの信憑性に対する人々の疑念を払拭するためだ」と述べました。これはアメリカ政府が2度目にUFOの存在を公式に認めることです。第1回目は、1947年公開したロズウェル事件です。ただし、その時は公開した後すぐに否定したのです。

 1947年7月8日、「ロズウェル・デイリー・ニュース」に、「ロズウェル空軍基地がUFOを捕獲」という記事が載せられました。記事によると、6月14日、農家のマイク・ブリショー氏は地面に不思議なものが落ちているのに気づき、7月4日、家族を連れてそれらのものを拾いに行きました。ブリショーらは広い範囲に大量に散らかっている輪ゴムやブリキ箔、印刷品、棒などの残骸を拾って、3日後、「自分は不思議なものを拾った」とウィルコックス保安官に報告しました。

 ウィルコックス保安官は、基地の将校ノッティング・マルセル少佐に報告しました。マルセル氏は他の2名の将校と一緒に、ブリショーがおかしいものを見つけたところの付近で、さらに多い残骸を見つけました。この記事は「空飛ぶ円盤」(UFO)という非常に珍しい表現が使われたため、広く注目されるようになりました。同日、ブリショーの農場から西に5キロ離れたところに住んでいた土木技師のグラディさんが、直径約9メートルの金属製の円盤状の残骸を見つけたと言いました。驚いたことに、割れた円盤の付近に、体長わずか100~130センチ、全身に毛がなく、頭と目が大きく、ぴったりした灰色のユニフォームを着た非常に奇妙な生物の死体が数体ありました。

 グラディ氏は、軍隊がすぐに現場に入り、すべてのものを袋に入れて持って行ったと言いました。その後、軍隊側はすぐに「円盤状のものはレーダーの反射板であり、地面に散らかっていた残骸は反射板を搭載した高空気球だ」との声明を発表しました。人々はもはや疑うことなくこの言い方を受け入れました。しかし、ジェシー・マルセル氏とリンダ・マルセル氏(Jesse Marcel Jr., Linda Marcel,)は、1980年、共同に出版した本「ロズウェルの遺産」(THE ROSWELL LEGACY)に、「ロズウェル事件の真相は、宇宙人の宇宙船が米国の核兵器活動を観察するためにニューメキシコ州の砂漠の上空を飛行していたが、不運にも落雷を受けたため、墜落して宇宙人が死亡した」と書いてあります。そのため、ロズウェル事件は再び人々の注目を集めるようになりました。

 1991年、ケビン・ランドル氏とドナルド・シュミット氏は、「ロスウェルでのUFOクラッシュ」(UFO CRASH AT ROSWELL)という本を共同に出版しました。彼らはロズウェル事件について取材を受けた90人の上に、さらに100人の目撃者を加えました。この本は、後に映画『ロズウェル』として公開されました。宇宙人関連のハリウッドの大ヒット映画は20本以上あります。多くの人にとって、もはや宇宙人が存在するかどうかを議論する必要はなく、宇宙人が地球上で何をしているかを議論しています。カナダのヘラー元国防相とイスラエルのハイム・エシェッド元国防省元宇宙局長も、「宇宙人は確かに存在し、一部の宇宙人はアメリカ政府のために働いている者もいる」と表明したことがあります。アメリカの技術力が他国に比べて圧倒的に高い原因も、宇宙人と関係あるでしょう。アメリカの宇宙技術は、必ずエリア51と関係があり、エリア51は宇宙人にまつわる謎の空軍基地でしょう

 エリア51はアメリカ・ネバダ州南部に位置しています。エリア51は米国が空軍の新型飛行機を秘密に開発し、試験する場所だと言われています。エリア51の存在は、2013年に機密解除されたアメリカCIAの報告書で認められています。しかし、この報告書では、エリア51は単なる秘密的研究施設に過ぎず、ごく普通の施設のように説明していますが、疑わしいことは、エリア51はネバダ州の古い地図には載っていました。もともとエリア51は面積155平方キロメートルの独立エリアで、隣にネバダ州の実験場があり、アメリカのエネルギー省の核実験地でしたが、現在は、新しい地図には本来のエリア51が消えてしまい、ネバダ州の実験場に同じ名前のエリア51が現われています。

 エリア51のことを隠そうとすればするほど、そこには謎が満ちているだろうと思って、人々はさらに興味を持ち、エリア51にまつわるさまざまな伝説が絶えず伝われて行きます。はなはだしきには、米軍はエリア51で墜落したUFOに対して研究し、リバースエンジニアリングで独自のUFOを開発しているなど、さまざまな陰謀論のレッテルまで貼られてしまいました。リバースエンジニアリングとは、例えば、ある製品を開発するとき、自分が独自で研究するのではなく、すでに開発された同類製品をサンプルとして、自分のものを開発する逆研究の手段です。実は海賊版です。現実的な例は、中共の違法コピーの模造品です。アメリカはリバースエンジニアリングで宇宙人の技術を学んでいます。先ほど話したロズウェル事件で墜落した宇宙人とUFOの残骸についての研究を通じて、アメリカ製のUFOを造るというような陰謀なことをしているということです。

 ボブ・ラザー氏(Bob Lazar)は、エリア51の真実を明かした人物です。彼は、自分は物理学者兼エンジニアで、1988年と1989年にエリア51の隣にあるS-IV実験場で、宇宙人の技術のリバースエンジニアリングの仕事をしたことがあると自称しています。彼の話によると、S-IVは主にリバースエンジニアリングで宇宙航空機を研究する秘密的な軍事施設です。これらの航空機の燃料は115番の元素です。この元素は当時地球上には500ポンドしかなかったですが、全部エリア51での実験に使われたのです。陽子を使って高速で115番元素を衝突すると、116番元素が生じます。生じた後116番元素はすぐ自然崩壊します。この過程で大量なエネルギーを放出します。この燃料生成の全過程において、宇宙人の宇宙航空機は従来のニュートンの重力法則を破って、宇宙空間に推進されることができます。

 ラザー氏の話の信憑性は確認できませんが、メディアは彼が暴露した内容を報道したり、彼が自分でジェットエンジンのレースカーを組み立てたことを報道したりしました。しかし、ラザー氏の正体についての背景情報はなかなか見つからなかったです。例えば、ラザー氏はカリフォルニア工科大学 (CalTech)とマサチューセッツ工科大学(MIT)に通っていたと言っていましたが、メディアはそれを裏付ける情報を見つけることができませんでした。ラザー氏と彼の支持者たちは、ラザー氏があまりにも多い秘密を漏らしたため、米国政府は彼の個人データを消去して、彼の話を信用できないようにしたと言っています。しかし、多くの人はやはり彼の話を信じており、エリア51はアメリカ政府が宇宙人と連絡を取ったり、共同研究を行ったりする場所で、そこでは気象兵器やエネルギー兵器などの研究をしていると信じています。陰謀論とは、グローバリストのディープステートが宇宙人と合作している場所だということです。このような伝説が横行しているため、「現地に行って宇宙人を探してみたい」と興味を持っている人がたくさんいます。2019年7月、フェイスブックで「エリア51に行こう。活動は9月20日に開催される」と呼びかけた人がいました。彼らはこの行動を「エリア51への襲撃」と名付けました。結局150万を超える人が賛同しました。

 この呼びかけにアメリカ政府は衝撃を受け、米空軍の報道官は、ワシントンポスト紙に「エリア51は空軍が戦闘機のテストや訓練を行うための軍事エリアなので、このエリアへの立ち入りは禁止されている」「米空軍はアメリカとその資産を守るための準備が整えている」という声明を直ちに発表しました。9月20日に、約2,000人が集まったが、エリア51の大門前まで行った人は150人しかいませんでした。要するに、このエリアに対するアメリカ政府の管理は非常に厳しいということです。近くの山の上からも、中の様子が見えません。しかし、去年12月25日、プライベートパイロットで、アマチュア写真家のレフマン氏は、タワー付近での飛行許可を得て、飛行機を飛ばしたことがあります。通常、そこでは飛行が禁止されています。

 レフマン氏はネバダ・テストパイロット・プラント付近の飛行機格納庫に三角形の未確認物体が置かれていることが見えました。遠くてはっきり見えなかったですが、物体はとても大きいということは見えたのです。このことは、再び人々のエリア51に関する推測を引き起こしました。これらの研究を行うために、グルームレイクに巨大な地下施設が作られたとの噂があります。また、かつてグルームレイクで行われていた最も秘密性の高い作業は、1990年代にユタ州のダグウェ実験場に移されたと言う人もいます。

 今、ルームレイク(古墓湖)で行われている秘密研究は、人々の目を逸らすためのものに過ぎないでしょう。ユタ州では確かに不思議なことがよく起こります。例えば、牛の死体が解剖されて、内臓が全部取られたのに、出血はしてない。一部の羊の死体には小さい穴があり、内臓がすべて取られていますが、やはり出血はしてない。このようなことがあまりにも頻繁に発生しているため、地元の農家たちはすべて見慣れて、可笑しいこととは思わなくなっています。彼らは、「これは絶対に人間がやったことではないだろう。人間がそんなことする必要はないだろう。人類の技術ではそんなことできないだろう」と考えています。地球外の生命体についての記事はたくさんあり、普通の人が宇宙人に出会ったことがあるとの話はたくさんあります。話し出すと終わらないですが、今日の話はここまでにします。ご視聴ありがとうございました。

(李真実チャンネルより転載)