(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ネットワークセキュリティ専門家である元イスラエルの軍隊情報役人によると、中国は2013年から2015年まで、共同契約のあるSuper Micro Computer Inc.社に生産されているマザーボードに悪意のスパイチップを埋め込んでいることが詳細な説明をされている。これらのマザーボードを米国政府や企業に提供し、その目的は機密情報を知らないうちに中国に漏洩することという。

 Bloombergは米国時間10月9日の報道によると、元イスラエルの軍隊情報役人、ネットワークセキュリティ専門家であるYossi Appleboum氏から提供された詳細な書類、分析およびその他の証拠により、Super Micro Computer Inc.に生産されているマザーボードは中国で製造された時にすでに悪意のチップが埋め込まれていることがわかった。それはハッカーが米国企業に不正アクセスし、ネットデータを収集することという。

 ネットワークセキュリティ専門家appleboumは代表取締役としてメリーランド州にあるSepio Systemsという企業に勤め、この企業は数多くの通信企業に委託され、ハードウェアの安全性に関するサービスを提供し、大型的なデータセンターを監視制御するという。

 Appleboumによると、8月に米国のマザーボードの提供先であるSuper Micro Computer Inc.のサーバーに異常な通信を受け、物理検査で調べたところ、イーサネットのカップリングに悪意のチップが埋め込まれていることが見つかった。この悪意のチップはインターネットのケーブルをコンピューターに接続できるという。

 Appleboumの検査によると、Super Micro Computer Inc.製のサーバーはメーカーですでに改変されたことがわかった。この問題ありのメーカーは中国广州にあるSuper Micro Computer Inc.の支店だと言われている。广州は「ハードウェアのシリコンバレー」と呼ばれ、中国のTencentやHUWEIなど数多くの技術企業は广州に支社があるという。HUWEIは中国軍部と関わっていると思われている。

 AppleboumはSuper Micro Computer Inc.だけではなく、ほかのマザーボードの提供先のサーバーにも異常があるということが信じているが、秘密保持のため、これらの通信企業の名前は明らかしていない。

 「Super Micro Computer Inc.だけではなく、ほかの通信企業も同じく被害者である」、問題は中国のハードウェアのサプライチェーンだとAppleboumは指摘した。中国のサプライチェーンでは、悪意のチップを埋め込むのは簡単で、しかも発見することは難しいと伝えられている。

 Appleboumはこの通信企業はFBIに通報したかまだ不明と伝えている。Bloomberg Businessweek は米国時間10月4日の調査報告によると、中国共産党の情報部門は2013年から2015年までSuper Micro Computer Inc.の中国にある支社にサーバーのマザーボードに悪意のチップを埋め込ませていたことが詳細に説明されている。当日にSuper Micro Computer Inc.の株価を41%下がり、これは2007に上場してから一番の下がりだといわれている。その後、この問題ありのマザーボードを導入したAppleやAmazonなどの企業もこの報告を否定したという。自由時報の報道によると、この悪意のチップは中国解放軍の操作員が生産途中に埋め込んだという。この悪意のチップ事件は少なくとも30社に影響を与えると示唆している。米国10月9日にBloombergは最新な証拠を発表してから、Super Micro Computer Inc.の株価は27%下がったことがわかった。

 米国のSuper Micro Computer Inc.はカリフォルニア州に設立し、主な中核部品はすべて中国にある支社に製造されている。米国国土安全保障省は10月6日にBloombergのこの記事を否定しているという。

(翻訳・謝如初)