(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国公式メディアによると、20日午前11時40分頃、山東省威海港でアジア最大のローパックス・フェリー(カーフェリ)「中華富強」(乗客定員2,262名)に載っていたトラックから煙が出て、消火活動中に爆発が起き、死傷者はいなかったとのこと。

 19日夜10時(現地時間)、威海市から大連市へ向う「中華富強」号は運行中、船内のトラックに煙が出ているのを発見し、すぐに威海港に引き返した。威海市の関連部門は緊急対応し、乗客と乗員を避難させた。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、消防隊員らが消防ホースを持って船に向かって水をかけている時、突然激しい爆発が起きた。爆発による破片に包まれた巨大な炎が一瞬にして燃え上がり、爆発物は勢いで海に投げ込まれ、大きな水しぶきを上げていた。爆心地から100メートル以上離れた市民が、驚いてパニックに陥った。

 現場にいた人の話によると、爆発後、火勢が広がり、船体の縁から中央に広がり、濃い煙がもうもうと立ち込めていたという。

(翻訳・藍彧)