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 中国当局による強制ワクチン接種が民間の反感を買っている。近日、ワクチン接種範囲が妊活中及び哺乳期の女性にまで拡大し、接種しない者はブラックリストに載せられ、厳重な場合は職を失う可能性がある。

 中国国家衛生健康委員会が3月29日に発表した『新型コロナウイルスワクチン接種技術手引き(第一版)』において、「妊活中の女性はワクチン接種のために妊娠計画を遅らせる必要がなく、接種後に妊娠あるいは妊娠していたことが発覚した場合、妊娠中絶をお勧めしない、哺乳期の女性はワクチン接種後に母乳哺育を継続することを薦める」と明確に規定している。

 これについて、中国中央テレビジョン(CCTV)は4月3日にウェイボーにプロモーション動画をアップロードして宣伝した。しかし、同動画には哺乳期接種の影響及び臨床研究のデータには触れず、他の注意点も一切ない。

 注目すべきなのは、当局は妊活中及び哺乳期の女性に対してもワクチン接種を強制する方針のようである。

 『健康時報』の報道によると、海南省ダン州市病院では近日、特殊な状況を除きワクチン不接種者に対し問責制を実施、厳重違反者は首になる。妊活中の女性も接種が必要という内部通達が下されたという。

 同病院の匿名医者は「これは病院の規定ではなく、市政府と市衛生健康委員会が規定したものである。このやり方はあまり気に食わない。ワクチン接種自体に反対しているわけでないが、強制接種ひいては不接種者に処罰を与えるやり方は『違う』気がする」と話した。

(翻訳・北条)