アリゾナ州ユマ付近の新しい国境の壁(Public Domain via Wikipedia)

 米メディア World Journal の1日の報道によると、米国境警備隊(U.S. Border Patrol)の隊長グロリア・I・チャベス氏は3月31日、密入国業者が米国境内に幼い子どもを落とした映像を公表しました。

 同映像では一人の密入国業者が高さ4mあまりの米国境の壁を上り、壁の下にいる仲間から渡された幼児を米国境内に落としました。落とし終わると、密入国業者2人はメキシコの方へ走って去っていきました。落とされた幼い子ども2人は3歳と5歳の姉妹で、怪我はしていないそうです。事件について、当局は信じられないと呆気にとられました。 

 テキサス州エルパソ市の国境警備隊の同隊長は動画内で、「もし隊員がモバイル技術を使った見張りをしていなかったら、この幼い姉妹は厳しい砂漠の環境下に数時間さらされていた」と語りました。また、これらの密入国業者を探し出し処罰をしてもらうために、米国側がメキシコ側と連絡を取っていると明かしました。 

 米側によると、この幼い姉妹はエルパソ市の西側にあるニューメキシコ州の遠隔地に置き去りにされました。2人はすでに病院に搬送され検査を受けました。現在、国境収容所に収容されており、米保健福祉省(HHS)の今後の対応を待っている状態です。 

 最近、お金を払って密入国業者に頼み、子どものみを米国境に送り込む親が増えています。しかし、同伴者なしの子どもは犯罪集団の格好の餌食となっているようです。

 国境をもつテキサス州の知事は1日の記者会見で、バイデン政権の移民政策について、「事前準備が全くない」と批判しました。 

(新時代Newsより転載)