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 中国共産党の公式データによると、3月23日の時点で、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)のワクチン接種は8000万人以上。1週間後の3月31日には1.14億回の接種が行われた。過去8日間で3000万回以上の接種が行われたと推測できる。

 中国当局は現在、ワクチン接種率を上げるために強制的な手段を用いている。例えば、海南省万寧市万城郷政府は、村民がワクチンを接種しないと市場に入れないだけでなく、子供の学校や仕事にも影響が出ると公布した。

 また、江蘇省張家港市の情報筋は、政府の内部文書を大紀元時報に提供した。それによると、ワクチン接種の実施にはノルマがあり、4月に毎日18,362回の接種を要求されており、具体的な部門と役人に責任が割り当てられているという。

江蘇省張家港市政府の内部文書(イメージ:大紀元時報)

 その後、北京の住民がラジオ・フリー・アジアに対し、現在国内のワクチン接種数は地方の役人の実績に直結されていると明らかにした。「すべての部門責任者にノルマがある。例えば、村の党委員会の書記である場合、5,000元を奨励する。ワクチン接種しなければ生きていくことも難しく、誰も雇ってくれない」

 天津市政府は3月31日、同市武清区に7つの大型臨時接種場を設け、1日あたり1.5万人の接種ができると発表した。浙江省政府の公式サイトによると、台州市も続々と臨時接種場を設置しており、1日あたり3,500回以上のワクチンを接種できる。広東省東莞市橋頭鎮の接種場は4月初めから使われるようになり、4月中に毎日3,500回のワクチン投与を予定している。

 政府が市民に接種を強制する行為に対して、江蘇省揚州住民は「中国のワクチンは第3相の臨床データすらない。香港では(ワクチン接種後に)10数人が死亡した。海外のワクチンは英国のアストラゼネカ社をはじめ、米ファイザー社やモデルナ社のワクチンなども未熟で、事件が起きている」とワクチンの有効性と安全性に懐疑的な意見を述べた。

 これまで、多くの国でワクチン接種後に重篤な副作用が発生しており、香港では中国製ワクチンを接種した後、これまでに少なくとも12名が死亡しているが、中国だけが公式の発表がない。

(翻訳・藍彧)