2021年1月21日のバイデン大統領(イメージ:バイデン氏のFacebookより)

 バイデン大統領は1月22日、ホワイトハウスで「今後数ヶ月で疫病状況(右上がり線)を変えることはできない」と述べ、現在の米国で疫病によって引き起こされている公衆衛生の危機は好転ぜず、悪化していると示した。

 バイデン氏は、「私は今日、政府全体に、疫病の被害に遭った数百万のアメリカ人を支援するよう行政令に署名した。連邦政府に家庭、中小企業、コミュニティの救済に全てのことを尽くすよう要請した。そして、連邦政府機関が今後数日間で行動することができるように期待している」と述べた。また、失業申請者数や中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)に感染した新感染者数が急増していると述べた。

 「大量のアメリカ人が被害に遭い、現在40万人のアメリカ人が死亡しており、最後に60万人に達する可能性があると推定されている。食糧不足で飢餓状態に陥る家庭が多く、家主に追い出される可能性があり、失業率が再び高くなっている」

 バイデン氏の主張を受けて、元ミシガン州共和党下院議員のジャスティン・アマッシュ氏はツイッターで「バイデン政権は、強制命令と制限命令を実行することで、今後数カ月間の疫病の曲線を変えると言ってきたのではないか」と批判した。

(翻訳・藍彧)

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