ミシガン州アントリム郡は12月16日、手作業で投票再集計後、トランプ氏が勝利したことを確定した。

 アントリム郡の手作業による再集計では、トランプ大統領が9,759票を獲得したのに対し、バイデンは5,959票しか獲得していなかったことが判明した。

 11月3日の選挙日の夜、アントリム郡の選挙関係者によると、バイデン氏はトランプ氏より3000票以上多くの票を獲得したという。その2日後、約2500票差でトランプ大統領がリードしたと訂正した。11月21日、手作業で投票用紙を再集計した後、3回目の変化となるアントリム郡の集計で、トランプ大統領が約4,000票差でバイデン氏をリードして勝利したと認定された。

 郡当局者は、11月3日の誤ちを「人為的なミス」としたが、アントリム郡が当時使用していたのは、非常に疑問視されているドミニオン投票機であり、手作業による集計ではなかった。当局者の「人為的なミス」とはどういことかは明らかにされていない。

 12月13日、第三者機関である「Allied Security Operations Group」は、ミシガン州アントリム郡の大統領選挙で使用されたドミニオン社製の投票機の司法監査結果を発表した。ドミニオン投票機のエラー率は68.05%に達し、連邦選挙管理委員会が容認する投票機のエラー率0.0002%の34万倍の誤差があることが判明した。その結果、同機関は、ドミニオンの投票システムは「意図的に多数の投票ミスを生じさせた」と結論づけた。さらに怪しいのは、2020年の大統領選挙に関連するドミニオンの投票システムの重要な記録がすべて消えてしまったことだ。

 同機関の責任者であるラッセル・ラムズランド氏は報告書において、「ミシガン州はドミニオンの投票システムを使うべきではない。我々はさらに、アントリム郡の(ドミニオンの投票集計による)結果は認定されるべきではないと結論付ける」と述べている。

 以前にアントリム郡で使用されていたドミニオンの投票システムでは、トランプ大統領への票のうち6000票がバイデン氏のに方にカウントされたことが見つかっていた。 しかし、ミシガン州の選挙管理者ジョナサン・ブレイター氏は、ドミニオン投票機に問題があると認めていない。

 現在ミシガン州全体では、バイデン氏がトランプ氏に15万4000票の差をつけて勝利したと州長官が認定している。しかし、ミシガン州の共和党員が他の6州の議会の選挙人と合わせて、トランプ大統領へ投票した。

 アントリム郡の手作業による集計はトランプ大統領の勝利を確定し、もしかしたらミシガン州全体、あるいは他のいくつかの揺れる州での突破口になる可能性がある。

(看中国記者・程雯/翻訳・北条)