ドミニオン社の投票機(看中国/Vision Times Japan)

 トランプ陣営は今月初めに、第13巡回区控訴裁判所の裁判官の権限で、ミシガン州アントリム郡にあるドミニオンの選挙システム22台を現地調査した。12月14日(月)に発表された調査報告書によると、これらの選挙システムのエラー率は68.05%に達し、法的に許容されるエラー率を大きく上回っていた。

 調査員ラッセル・ラムズランド氏が発表した報告書によると、アントリム郡の選挙機械のエラー率は68.05パーセントで、選挙のための25万分の1のエラー許容範囲をはるかに上回った。「これは、セキュリティと選挙の完全性における重大かつ致命的なエラーがあることを示している。これらのエラーは、全体的な集計エラー、または(不正な)投票が裁定に送られる結果となる。このような高い誤り率は、ドミニオンの投票システムに欠陥があり、州や連邦の選挙法の要件を満たしていないことの証拠である」

 報告書によると、調査対象の選挙システムには、過去の投票裁定記録が表示されているが、2020年の選挙サイクルの裁定ログがすべて欠落しているという。不足している記録が2020年に限定されていることを考えると、2020年の選挙サイクルの記録は手動で削除されているという結論になる。

 トランプ陣営の調査員は、誤り率の高い選挙機器は「大量の不正票が発生し、選挙担当者が検査を行う必要があるため、投票機は裁定記録を大量に残したログを保管すべきだ。しかし、2020年の関連文書と決裁ログが削除されたため、バルク裁定が発生した原因がどこにあるのか、誰にあるのかはまだ判明していない。研究はまだ続いている」と述べた。

 ラムズランド氏は、欠落したシステムログには「ドメイン制御、身分認証失敗の理由、エラーコード、ユーザーのログイン時間とログアウト時間、ファイルアクセス間のファイルサーバーへのネットワーク接続、インターネット接続、時間とデータ転送記録が含まれている」と指摘しているが、2020年の選挙までの他のサーバーログには正常な状態が示されている

 元国防総省、国土安全保障省、中央情報局(CIA)の高官らで構成されるラムズランド氏が管理するASOG(セキュリティーグループ)が現地調査を行った。このグループは、サイバーセキュリティとオープンソースのネットワーク侵入テストに焦点を当てている。

 12月6日、ASOGはドミニオンの投票機22台を調査するためにアントリム郡に行った。ASOGは同郡の選挙管理サーバーのフォレンジックレプリケーションを調査・実施したところ、デバイスのエラー率が高く、今年の選挙日前後にデバイスのセキュリティログが包括的に削除されていたことが判明した。ASOGは削除されたファイルを復元するよう努力している。

 ミシガン州民主党のジョセリン・ベンソン州務長官の事務所、アントリム郡政府の広報担当者は、調査結果に関するコメントを求められても回答しなかった。

(翻訳・藍彧)