トランプ米大統領の顧問弁護士、前ニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏(Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons)

 トランプ大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏は18日、米28州の総選挙の投票データがドイツとスペインに送られ、ベネズエラの企業スマートマティック社のソフトウェアで集計されていたことを明らかにした。その証拠は、外国勢力が米国の選挙に介入したことをはっきりと示している。

 ジュリアーニ氏は、18日のFOXビジネスチャンネルの大物記者ルー・ドブス氏とのインタビューで、これは衝撃的で、外国勢力が米総選挙に介入していることを明らかにしたと述べた。

 ジュリアーニ氏は「28州のドミニオンの投票機で集計された投票データは、米国以外の国に送られた。カナダではなく、ドイツとスペインに送られた。投票データを集計した会社はドミニオンではなく、2005年にベネズエラで設立された、選挙を不正操作することを目的としている会社、スマートマティック社だ」

 ジュリアーニ氏は11月15日の別のインタビューで、ドミニオン投票機に関する詳細情報を提供した。ドミニオン投票機はスマートマティック社の投票ソフトを使用している。スマートマティック社はベネズエラの独裁者が、ベネズエラの14回全国総選挙に当選するように協力した。他の国、アルゼンチンやフィリピンの総選挙にも投票ソフトシステムを提供したことがあった。

 また、ジュリアーニ氏は、米国の投票データが外国に送られて集計されていることを詳細に分析した動画を作成した。

 過去数年にわたり、スマートマティック社やそのソフトウェア製品は、投票のセキュリティに関する深刻な懸念をすでに提起されてきた。テキサス州長官と州検事総長は、基本的な安全基準が欠けているため、2013年と2019年に彼らの投票機システムの使用を拒否した。

 ジュリアーニ氏は、ドミニオンの一部の幹部が暴力集団「アンティファ」を支持する「極左翼の過激派」であり、スマートマティックの会長は、極度に反トランプ氏の金融界の巨頭ジョージ・ソロス氏とのつながりがあると述べた。

 トランプ大統領の弁護団の著名な弁護士であるシドニー・パウエル氏はこのほど、ある内部告発者の宣誓証言を公表した。当該告発者は、独裁者ヒューゴ・チャベス氏が当選するように、スマートマティック社のソフトウェアがベネズエラの選挙をどのように不正操作したのかを目撃したと証言した。

 このベネズエラから来た内部告発者は「私は、ベネズエラ政府の指導者が全国や地方選挙を不正操作し、権力を掌握・強化するためにそれらの選挙の勝者を選ぶことを可能にする、洗練された電子投票システムの作成と運用を目撃した」と述べた。以来、チャベス氏は選挙で一度も負けたことがない。実際に、彼は自分自身、自分の党、自分の議員、自分の市長が勝利することを確保していた。

 ドミニオン投票機の広報担当者は疑惑を全面的に否定したが、ジュリアーニ氏とパウエル氏は、「複数の州の総選挙結果を覆す」には十分な証拠があると述べた。また、両弁護士は、ベネズエラのソフトウェア企業「スマートマティック」に中国共産党政権が関与していることも明らかにしている。

 ジュリアーニ氏は16日のツイートで、民主党が何世代にもわたって選挙で詐欺や不正行為を行ってきたことを厳しく批判し、今こそ選挙の不正行為を終わらせる時だ。トランプ大統領は今、選挙の不正行為を終わらせ、合法的な票だけがカウントされるようにしようとしている。

(中国人記者・程雯/翻訳・藍彧)