2012年2月14日、当時米副大統領だったジョー・バイデン、米国務長官だったヒラリー・クリントンと中国共産党の副主席だった習近平(パブリック・ドメイン)

 トランプ氏の弁護団のベテラン弁護士であるリン・ウッド氏は11月12日、「中国共産党が今回の米選挙に重大な干渉をした。バイデン氏、ヒラリー氏、オバマ氏など主流メディアは法的制裁を受ける」と複数のツイートを発信した。

 ウッド弁護士の12日朝のツイートは、「これは政治とは関係ない、これは重大な犯罪だ。バイデン氏、オバマ氏、ヒラリー氏、ビル・クリントン氏らは現行犯であり、逮捕されることになるだろう。CNN、ABC、NBC、CBS、FOXニュース、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、アトランティック、Mother Jonesなどのメディアらが共謀犯である」

 彼は、「米国が中国共産党と事実上戦争状態になり、COVID生物化学兵器とドミニオン投票システムで米国を攻撃した。COVIDウイルスは米国国民の生活様式をコントロールする口実として利用された。ドミニオンの投票システムは米総選挙をコントロールするために設計されたものだ。2016年、民主党はロシアがアメリカの選挙に干渉したと主張したが、後に嘘であることが証明された。しかし、2020年には、中国共産党が米大統領選挙に実質的に干渉しており、調査結果でそれが事実であることが証明された」と述べた。

 ウッド氏「中国共産党による米国政府転覆のための綿密な計画」

 ウッド弁護士は12日、ハウイー・カー氏とのインタビューで、トランプ氏が再選されることを100%確信していると強調し、バイデン氏や選挙を盗もうとした人たちは囚人になることを繰り返し述べた。

 ウッド氏はまた、中国共産党は20年近くにわたり、米国政府を転覆させようと綿密な計画を立ててきた。中国共産党は詐欺を隠すのが得意だが、規模が大きすぎる …… 調査により、中国共産党が米国で複数人を殺害したことが証明されるとも語った。

 ウッド氏はツイートの中で、中国共産党が米国の真の敵であることに気付き、目を覚ますよう米国民に呼びかけた。「この20年間で、中国共産党が米国に深く潜入してきた。多くの地域、州、国家の役人や政治家が中国共産党の金で買収や恐喝されている。他の人々は単に共産主義を信じているだけだ。社会主義と共産主義のイデオロギーは、ハリウッドだけでなく、教育システムを通じて若者に浸透している」

 また、米国は中国共産党と雌雄を決する戦争をしている。これは正義と邪悪の戦いであると強調した。

 中国共産党はドミニオンの投票システムを使って米大統領選を左右

 最近、複数のメディアが、民主党はDominion投票機を利用して票を盗んだと報道し始めた。ワン・アメリカ・ニュースは、ドミニオンの投票機が全米で270万票を削除したと報じた。データ分析の結果、ペンシルベニア州の投票用紙22.1万票がバイデン氏に移されたことが判明した。また、トランプ氏への投票の94.1万票が削除された。ドミニオン投票システムを利用した州で、43.5万票のトランプ票がバイデン氏に移された。

 11月11日の「リアル・アメリカズ・ボイス」のインタビューで、トランプ氏の個人弁護士ジュリアーニ氏は、11月6日の夜、10万票の投票用紙がドミニオンのソフトウェアの裏口からバイデン氏に直接集計されたと主張する宣誓証言が、ドミニオンの従業員から入手されたことを明らかにした。

 ウッド弁護士は、ジョージア州のブライアン・ケンプ州知事が中国共産党と密接な関係にあると指摘し、彼が中国から武漢肺炎の治療用品を購入した取引や、ジョージア州でドミニオン投票機を大規模に使用した動機について調査するよう呼びかけた。

 ドミニオンがケンプ氏から1.7億ドルの投票機契約を獲得し、ジョージア州が17年間使用してきた投票機に代わる3万台のタッチスクリーン式投票機を購入したとGovernment Technologyが10月4日に報じている。

 今回の選挙で揺れる各州で使用されているドミニオンの投票機を作っているのはデンバーの会社で、米国市場の88%を占める3社のうちの1社である。ナンシー・ペロシ下院議長の元首席補佐官ナダム・エルシャミ氏は、同社の広報担当役員を務めている。ダイアン・ファインスタイン上院議員の夫であるリチャード・ブルーム氏が同社の大株主である。

 トランプ大統領は、米国時間11月14日午後(日本時間15日朝6時10分)、ツイッターで一つの国会公聴会の動画を公開した。この動画中、ドミニオン投票機のCEOであるジョン・プーロス氏は、ドミニオンが製造した機械は中国製の部品を含んでいることを確認した。

(看中国記者・肖然/翻訳・柳生和樹)