イメージ:MarySan / PIXTA(ピクスタ)

 以下は微信(ウィーチャット、WeChat)ユーザーの体験談の訳文:

 私は10月4日に友達二人を誘って会社でお茶をしました。始めは仕事関係の話題や雑談をして、一人の友達が急に車を買いたいと言い出して、お勧めはないかと聞かれました。私は今流行りの本田の「ブリーズ」を薦め、展示会に行くといいと話しました。

 車にあまり詳しくないので、この話題はすぐに終了して、皆携帯を手に取って違う話をしました。

 突然、友達は微信を開いたら、なんという偶然か「ブリーズ」の広告を出てきました。この時はまだ誰も気づいていませんでしたが、もう一人の友達も微信で「ブリーズ」の広告を見ました。この時、皆は異様な感覚になり、私も微信を開いて見ました。やはり、同じく「ブラーズ」の広告が出てきました。

 私は今の携帯を買ってから、一度も微信あるいは他のアプリで「ブリーズ」を調べたことがありません。二人の友達も初めて「ブリーズ」を知ったそうです。私たち三人が同じ広告を見たのは明らかに会話に出ていたためです。私たちは唖然としました。微信が私たちの会話を盗聴していたのです。チャットメッセージではなく、間違いなく現在の会話内容を盗聴されていました。これ以外に合理的な解釈が見つかりません。

 私は隣の部屋にいる年齢が近い同僚の携帯を借りてみましたが、全く同じ広告が見つかりませんでした。それは特定の地域の特定の年齢層に広告を流す可能性を完全に排除されました。そうなれば、答えは一つしかありません。この同僚は私たちの会話内容を聞いてないですから。

 微信は確かに私たちに便利をもたらしてくれていますが、私たちが投稿するメッセージはすべてこのプラットフォームを介して送信され、私たちの情報を盗むチャンスを与えていることになります。微信を開く時、あまり時間がかからないのは、バックグラウンドで作動しているからです。問題はこれです。私たちの情報を漏れなく拾っているのです。

 その恐ろしさに気付いていない人が多いのかもしれませんが、毎日携帯を持ち歩いて、どこで、なにをしても、携帯の電源が切れていない限り、あなたと話している相手の会話はすべて微信に四六時中盗聴されているのです、不気味ではありませんか。

(翻訳・北条)