ニューヨーク市のブルックリン橋(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 米中央情報局(CIA)の元防諜局長オルソン氏は、中国共産党(中共)がスパイの募集を加速し、ニューヨークが拠点となり、常に100人以上の中共スパイが市内で活動していると述べた。先日逮捕されたニューヨーク警察官のアンワン容疑者は、中共がすでに見捨てた人物だと述べた。

 オルソン氏はニューヨークポストのインタビューで、「中共スパイの活動計画は膨大で、ソーシャルメディアでナショナリズムな中国系アメリカ人を積極的に探している」と述べた。

 先日逮捕されたニューヨーク市のチベット族警察官、アンワン容疑者はまさにそのような人物だ。アンワン容疑者(33歳)は元海兵隊員、元米陸軍予備軍の軍人、及び2018年の「月間最優秀警察官」に選ばれた。中共政府の代理人として不法活動、詐欺を行い、虚偽の陳述を行った罪で起訴された。有罪判決を受けた場合、最高55年の懲役が科せられる。

 オルソン氏は「警察、軍隊、防諜担当官は中共の重要な標的である。ニューヨーク警察をスパイすれば、誰が調査されているかの記録を入手できるので、中共はニューヨーク警察のメンバーに非常に興味を抱いている。現在アンワン容疑者がすでに中共に見捨てられたのは、ビジネスをする上の必然の代償である。米国における中共スパイが多すぎるため、例え何人かを失っても気にしない」と述べた。

 CIAのコンサルタントで『ニューヨークシティスパイステーション』の著者の1人であるH.キース・メルトン氏は「中共のスパイ募集は、中国の知人のコネで行われることが多く、その知人は彼らを夕食に招待し、またはオペラに連れて行き、最終的には中共のためにグレーなことをするように頼む。これらの行為は米国の利益を害することはないと伝えるが、事実はこれに反する」と話した。

 メルトン氏は、中共が特定のプロジェクトで複数のスパイを送り込んで、配置していると考えている。例え一人のスパイが少量の情報しか取得せず、これらの情報が無関係のように見えるかもしれないが、より大きなプロジェクトの一部であるという。

 ポンペオ国務長官は9月23日、ニューヨークポストに、ニューヨークの中国総領事館はスパイの拠点であり、より多くの人が逮捕される可能性があると語った。

(翻訳・北条)