チェコ代表団が台湾に到着した(ツイッター写真)

 中華民国の遊錫堃立法院長の招待に応じて、チェコ上院のミロシュ・ビストルチル議長が8月30日から9月4日まで台湾を公式訪問。

 中央通信社によると、ビストルチル氏一行は8月30日にプラハのバツラフ・ハベル空港を出発し、同日に台湾桃園空港に到着した。ビストルチル議長は出発前に、今回は台湾の民主への支持を目的としていることから、ハビル空港から出発することに意義があると述べた。チェコ代表団のメンバーはまた、台湾とチェコの友好を象徴するデザインのバッジをつけている。

 代表団は、ズデニェク・フジブプラハ市長、上院議員8人、各業界の代表者数10人、記者11人を含む89人のメンバーで構成されている。

 チェコ憲法では、上院議長は大統領に次ぐ地位にあるため、ビストルチル氏の台湾訪問は、1989年にチェコが共産主義国家から民主主義国家に変わって以来の最高級官吏が率いる代表団の訪問と言える。

 中華民国の蔡英文総統はフェイスブックを通じて、台湾とチェコは多くの経験を共有しており、今後も防疫経験、経済貿易投資、観光旅行、国際参加などの問題でチェコとの協力関係を深めて、全面的な交流の展開を期待していると述べた。

 中華民国経済省の資料によると、チェコは台湾のヨーロッパにおける第4位の投資国であり、その投資規模はドイツ、オランダ、イギリスに次ぐものであるという。

(翻訳・藍彧)