北京では珍しく空襲の告示が出た後、ある病院が上層部から放射線防護装備を購入するように求める通知を受けという(イメージ:YouTube動画のスクリーンショット)

 最近、北京では珍しく空襲の告示が出た後、ある病院が上層部から放射線防護装備を購入するように求める通知を受けという噂が流れ、米中に核戦争の可能性があるという民間の不安に火をつけた。

 海外サイト「Rights Defense」によると、中国弁護士陳科雲は、オーストラリアから帰国したばかりの武漢市民張貴良が、広州で隔離期間中に、中国のある大病院が上層部から放射線防護装備の購入を求める通知を受けたというメッセージをWeChat(ウィーチャット)で自分に送ったと述べた。

 陳科雲は、自分が驚きのあまり、会話のスクリーンショットを別の友人に転送し、友人がいる地域の大病院にも同じような状況があるかどうかを調べようとしたが、友人はその内容をWeChatグループに送信して拡散したという。

 その後、張貴良は7月24日に、居住地である武漢市公安局から電話を受け、彼に関連する言論を削除し、友人グループの中で明文化した声明を出すように求められた。7月26日夜、広州市警察は彼を隔離ホテルから強制連行した。

 これを知った陳科雲は「張貴良さんのWeChatでの会話が違法であるなら、私は直ちに公安局に自首します。」と公安局に駆けつけて張貴良のために証言した。

 7月28日、ツイッター「南街卜永柱」は「張貴良が釈放された」というメッセージを投稿したが、公式には何も発表されていない。

(看中国記者・黎小葵/翻訳・藍彧)