マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官(イメージ:パブリック・ドメイン)

 マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は水曜日(8日)の記者会見で、北京当局は外敵よりも自由に考える中国国民を恐れていると述べた。また、北京当局に清華大学(Tsinghua University)の許章潤教授を直ちに釈放するように求めた。

 ポンピオ氏は定例記者会見で、「民選ではないすべての共産主義政権と同様に、北京当局は外敵よりも自由に考える中国国民を恐れている。習近平による香港への一連の弾圧行動及び武漢肺炎の隠蔽を批判したために逮捕された清華大学の許章潤教授のことを深く憂慮している」と述べ、ただ真実を語っただけの許章潤教授を直ちに釈放するように要求した。

 ポンピオ氏は、香港版国家安全法施行後、米国のソーシャルメディアが香港にユーザーデータの共有を拒否したについて、「ユーザーデータを香港政府への引き渡しを拒否したグーグル、フェイスブック、ツイッターを称賛する」とコメントした。

 彼はまた、中国共産党の信頼性に大きな問題があると指摘し、「中国共産党は新型コロナウイルス(中共ウイルス)の真実を世界に伝えなかったため、数十万人もの人が亡くなった。われわれは真実を知る必要がある。中国共産党は新型コロナウイルスの情報を世界に正直に公開する必要がある」と語った。

 ポンピオ氏は最近の香港に対する北京の行動についても非難した。「北京当局は香港の人々に50年間高度な自治権を与えると約束したが、たった23年でこのような事態になった。(中国共産党の)香港及び世界への約束はすべて無意味である。米国は香港のすべての人の安全を深く懸念しており、香港以外での犯罪にも適用されるという香港国家安全法第38条は恥ずべきことであり、すべての国への侮辱だ」と述べた。

(看中国記者・文可伊/翻訳・玉竹)