5月31日午後、上海の中共ウイルス(新型コロナウイルス)医療専門家チームの責任者を務める復旦大学付属華山病院伝染病学科の張文宏(ジャン・ウェンホン)主任は、CCTV(中国国営テレビ局)ニュース中継のゲストとして、普段の生活で、ウイルスの予防策や健康維持について意見を述べた。現在、中国国内では学校を再開しましたが、校内で学生の集団的な発熱や体調不良が頻繁に報告され、民衆の不安は消えない。生放送では、保護者から中共ウイルス(新型コロナウイルス)の第2波が秋から冬にかけて来るかどうかを心配する声が上がっているのに対し、張文宏氏は、「第2波は必ず来る。国外ではまだ比較的深刻な流行が続いており、流行が拡大する危険性がある」と答えた。

 また、中国紙・北京日報(電子版)の8日付の報道によると、張氏は7日に上海でインタビューに応じ、世界は中共ウイルス(新型コロナウイルス)の第2波は流行の途上にあるとし、そのうえ、リバウンドの強さは第1波を上回る予想と話した。

 張氏は、「多くの国ではピークがいつ到来するかは分からない状況だ。ブラジルやロシア、インドはまだピークに達していない。そのため(感染者数が)いつ下がるか予測できない」と見解を示した。さらに現段階の見方として、「世界的な流行は常に前進し、リバウンドの強さはすでに第1波を上回っている。輸入感染症例のリスクと圧力に直面している中国の目標は、世界的な第2波流行の影響を受けないことだ」と述べた。