(イメージ:袁宏睿のツイッターのスクリーンショット)

 米・ミネソタ州でジョージ・フロイド(George Floyd)の死亡による抗議デモが相次いでいる中、先日ある中国人留学生がデモ中に強奪したブランドバッグの写真ををツイートに公開し、非難を浴びた。

 中国人留学生(25)のツイッターアカウントは袁宏睿(yuan hongrui)で、ワシントン州シアトルに住んでいるという。強奪したのはグッチ(GUCCI)のハンドバッグやディオール(Dior)のカバンなど高価なブランド品で、ウィーチャット(WeChat)アカウント(yhr950616)で販売されている。もともとは購入代行業者をしていたそうだ。

 袁宏睿はツイートに「これがシアトルで奪い取ったグッチのハンドバッグ、いいだろ? 貧乏人と反中国共産党は見るな、警察に通報すると言っている人がいるが、笑わせるな。シアトルにいるから、捕まえられるなら捕まえてみろ」と挑発的な文と一緒にバッグの写真を投稿した。さらに、「明日もう一回行ってくる。面子はどうでもいい、中国共産党が支援してくれれば、デモを煽ってアメリカを第二の香港に変えるぞ。考えただけでワクワク!ついでに金儲けもできるし」とツイートした。

 これに対し、批判のコメントが殺到した。「これらのくずは他人の国でしか好き放題できない」「知能の低さに新次元に達して」「小粉紅※のDNAはアメリカに行っても泥棒だ」「こんなのさばっている犯罪は即逮捕して国に送還すべきだ」

 その後、袁宏睿は「暴動に行っていない、他人がひったくったものを代わりに処分しただけ」と口実を変え、ツイッターやフェイスブックのアカウントまで全て削除した。しかし、袁宏睿のツイートは大量にリツイートされている。

※小粉紅(しょうふんこう、シャオフェンホン)とは、中国語では「ピンクちゃん」に等しく、「未熟な共産主義者」であるという意味で使われている。

(翻訳・藍彧)