中国疾病予防管理センターの発表によると、2026年6月の新型コロナ新規感染者数は7万9000人で、5月の3.6倍に急増した。

 しかし人々の目を引いたのは、その後に続く「重症者130人、死亡者わずか1人」という数字である。亡くなっていなくても、後遺症に苦しんでいる人は大勢いる。免疫異常や慢性疲労、頻脈、心臓の痛みなど、公式統計には表れない症状に悩む声がSNSで次々と上がっている。

 広東省では感染拡大が深刻化し、上海市の一家4人が病状を隠したまま航空機に搭乗し、機内で症状が悪化するという出来事も報じられた。公式発表への不信が広がる中、新型コロナは再び日常に忍び寄っているのだろうか。