講演中のトランプ大統領(イメージ:ホワイトハウスの動画スクリーンショット)

 NPR、デイリー・エクスプレスなどによると、トランプ大統領は18日の記者会見で、新型コロナウイルスのパンデミック化が「コントロールできない過失」なのか、あるいは「故意によるもの」なのかを疑問視した。

 中国共産党政権は早くて2019年12月にはすでに新型ウイルスがヒトからヒトへの感染を確認したにもかかわらず、1月中旬に世界保健機関に「ウイルスはヒトからヒトへの感染がない」と伝えた。トランプ大統領はこれに対し「中国政府が意図的にそうしたのならば、必ず責任を取らなければならない」と強調した。会見中「故意責任」(knowingly responsible)という言葉を使った。さらに、感染拡大の経緯を米国の専門家が調査していることを言明した。 

 また、トランプ大統領は会議中に中国共産党政権が公表したオフィシャルな死亡率に疑問を示した。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の致死率は増加しつつある。

英米がウイルスの起源調査を協力

 西側諸国が中国共産党政権への責任追及の声はますます高まっている。英紙デイリー・エクスプレスは英国が米国の調査チームに合流し、ウイルス発生初期の隠ぺいについて深く調査していると報じた。ウイルス出所は武漢の海鮮市場ではなく、中国科学院武漢ウイルス研究所である疑いのもと、当該研究所も調査範囲になるだろう。

(翻訳・柳生和樹)