(イメージ:Taka/PIXTA)

 恐ろしい中共ウイルス(新型コロナ、COVID-19)による肺炎の流行により、全ての国でマスクが殆んど無い状況が続いている。
しかし、マスクは決して万能ではない。適切な手洗いがより重要になるでしょう。

中共ウイルスは、物体の表面で最大3日間生存できる

 医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(The New England Journal of Medicine)』は3月の研究報告で、「咳から出て空気中に漂う飛沫中で、中共ウイルスは約3時間生存できる」と発表した。又、段ボールの表面で最長1日間、プラスチックやステンレス鋼の表面では2~3日間も生存できると発表した。

マスクは万能ではない!手洗いで不足を補える

 ニューヨークのクイーンズ病院とアマースト病院の内科医である朱子強医師は、「一般的に、近くに咳をする人がいない限り、空中のウイルスの濃度は高くはない。多くの人が感染したのは、ウイルスに汚染された手で、無意識に口や顔に触れたことが原因かもしれない。」と述べた。
さらに、「感染者の咳から出た飛沫に含まれるウイルスは、さまざまな物の表面に付着して生存する。人が少ない場所でも、ウイルスに汚染された物体の表面から感染する可能性がある。

 これだけではなく、マスクをしていても、汚染された手で目をこすったり、手を洗わずに口や鼻に触れたりすると、ウイルスに感染する可能性もある」と述べた。

 6つの手洗いのタイミングを見逃すな!

 次の状況では、必ず手を洗いましょう。

1 顔を触れる前や食事の前
2 ウイルスに汚染された可能性のある物を触れた後
3 マスクや手袋の着用前と外した後
4 鼻をかんだ後や手で覆って咳やくしゃみをした後
5 病院や公共交通機関等の感染リスクの高い場所から離れた後
6 外に出掛けて帰宅した後

 しかし、手洗いでマスク着用を完全に代用できる訳ではない。多くの人で混雑した場所や感染リスクが高い場所では、やはり自分を守るためにマスクを着用したほうが良い。特に、咳などの呼吸器症状がある人は、他人に対する配慮の為にもマスク着用が必要だ。

(文・李善真、穆簡/翻訳・謝 如初)