神秘的な霧に包まれている武漢(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 英デイリー・スター紙によると、武漢は神秘的な霧に包まれている。武漢の住民たちは、この霧が「突然わけのわからないところから出てきた」と話したという。

 霧はコロナウイルスに感染した死亡者の死体を「毎日24時間」燃やして、焼却炉から出てきたのだという話を同紙は伝えた。

 中国国家衛生委員会は疾病の伝播を防止するため、すべてのコロナウイルスによる死亡者は火葬にすべしとの通達を出し、埋葬と葬儀を禁じた。埋葬禁止令が出されてから一日後に霧が現れた。

 中国人ネットユーザーはソーシャルメディア上で、24時間絶え間なく焼却炉を稼動させたから、中国共産党政府が公表したデータよりも遥かに死者数が多いのではないかと懸念を表明した。

 英紙デイリー・エクスプレスによると、ある女性はソーシャルメディアで、「誰もが深刻だと知っているのに、今はここでしか懸念を表現できない。」と投稿した。

 現在武漢の主要な葬儀屋は毎日24時間稼働している。以前、特殊な場合であっても、焼却炉は半日しか稼働していなかった。

 Twitterユーザーのメアリー・ランガン(Mary Langan)さんは「遺体の堆積速度が火葬にしようともできないほど速い。これが武漢の霧だ」とツイートした。

 ジム・フィリッピ(Jim Phillippi)氏は、「このような霧ができたのは、7つの火葬場が1週間絶え間なく稼動しているからだ。これが武漢だ」と付け加えた。

 死亡者数の上昇が続く中、中国共産党の官僚は死者の処理についての厳しい指示を出した。埋葬と葬儀を禁止するのは、死体処理を加速させ、ウイルスの拡散を阻止するためだとされている。

 コロナウイルスに感染した死亡者の遺体を焼却するという厳しい指示が下されると、人々は「直ちに」恐怖を感じたという。

(翻訳・柳生和樹)