4月15日から17日の3日間、中国各地で様々な理由から多数の抗議活動が発生しました。労働者、農民、投資家、商人を含む様々な層の市民が自らの権利を守るために次々と抗議活動を行いました。

 4月17日、山東省淄博市で立金集団の投資家たちは市政府前で集会を開き、政府の助けを求めました。この事件で多くの投資家が警察に拘留されました。立金集団は以前、高利息を餌にして大量の預金を吸引し、立金集団の社長は今月初めに資金を持ち逃げしました。

 同日、広東省広州市黄埔区横沙村では、村民たちは地方政府に支払われていない移転手当の支払いを求めて、集会を開催しました。村民たちは一斉に「私の移転手当を返せ」と高らかに叫びました。

 4月16日、広西チワン族自治区貴港市平南県東華鎮六村嶺の村民が、地方政府が高速道路建設中に村の唯一の出入り道路と排水溝を遮断したことに抗議して、作業を阻止する行動を起こしました。この抗議行動は、多数の警察による強力な鎮圧を受け、多くの村民が連行され、少なくとも1人が負傷しました。

 福建省福清市では4月16日に、福建経緯新繊維科技産業有限公司の労働者が市政府前で、未払いの賃金の支払いを要求する抗議を行いました。

 4月15日には、遼寧省大連市にある湯本湯温泉物語の従業員が給料未払いに抗議し、市政府前で賃金を要求する行動を起こしました。
同日、河南省平頂山市汝陽県では、数百名の清掃員が県政府前に集まり、未払い賃金の支払いを要求しました。

 頻繁に発生する抗議活動に対して、多くのネットユーザーは、「民間の不満が頂点に達しており、共産党は下野すべきだ」、「すべての問題の根源が共産党の統治にあることを人々は明確に理解すべきだ」とコメントしました。

(翻訳・吉原木子)