中国河北省秦皇島市で13日、ある遊覧船が転覆し、少なくとも12人が死亡、6人が行方不明になる事故が発生しました。情報筋によると、遊覧船に乗っていたのは高齢者のツアー客で、船には救命胴衣すらなかったとのことです。

 秦皇島市盧竜県当局は13日、同県劉家営郷桃林口村で同日午後、遊覧船が転覆して、観光客が水に落ちる事故が発生したと通報しました。事故により31人が水に落ち、現在25人が病院に搬送され、12人が死亡し、6人が行方不明となっています。

 情報筋によると、事故が起きた場所は劉家営郷の桃林ダムで、横転した遊覧船は地元の漁民が経営する船で、風が強くて遊覧船が横転したとのことです。

 ネット上で出回っている動画には、岸辺にいる人々が「急いで助けてください、早く来てください」と叫んでいる様子が映っています。
桃林口村にいた観光客の劉さんは、「私も遊覧船を乗っていた。幸い事故に遭わなかった。当時私も救命胴衣を着用しておらず、事後に思い返すと非常に怖かった」と述べました。

(翻訳・吉原木子)