今年の4月4日から6日は、中国の清明節の休日でした。清明節の期間中、上海と杭州の鉄道駅で大量の乗客が混雑し、転倒事故が発生しそうになりました。

 中国複数のメディアによると、多くの人々が4日に、多くの人々が墓参りや外出に出かけました。午前6時25分ごろ、上海駅北側の保安検査場には大勢の人が詰めかけていました。保安検査場は2か所しか開かれていなかったため、検査のスピードが遅く、列車に間に合わないことを懸念した一部の乗客が保安検査員と衝突し、一部の乗客が保安検査場を強行突破しました。

 4月6日夜には浙江省杭州南駅でも同様の事件が発生しました。

 6日夜9時半ごろ、杭州南駅には大勢の乗客が詰めかけていました。改札を出る人が多くて混雑していて、将棋倒しになりそうで、ある男性が鍵のかかったガラスドアを破って、事故を防ぎました。

 ある現場にいたネットユーザーは、「杭州南駅で命を落とすところだった。エスカレーターの前にたくさんの人が詰まっていた。前は人で塞がれていて、後ろから人が次々と来て、全く動けなくなった。皆がドミノのように、私が転倒した後、後ろの人も転んで私の上に乗ってきて、私は死ぬかと思った」と自身の経験を語りました。

 今回の大混雑について、杭州南駅のスタッフは、杭州でコンサートが開かれ、乗客が多かったため、大規模な混雑が発生したと説明しました。

 これに対し、多くのネットユーザーが、「コンサートがあるのを事前に知っているくせに、前もって準備しておくべきじゃないのか?」と不満を示しました。

(翻訳・吉原木子)