世界サッカー界の巨星であるリオネル・メッシ(Lionel Messi)氏が怪我のため、香港での試合に出場しなかった事件がまだ波紋を広げています。最近、中国のあるブロガーがメッシの事件について評論し、メッシ事件の核心的な問題を指摘したところ、小粉紅から攻撃を受けました。

 「張会長マクロ分析」という財経ブロガーが9日、ウェイボーに動画を投稿し、メッシ事件の核心的な問題は主催者が署名した契約にあると指摘しました。契約ではメッシが必ず出場することを要求していなかったのです。

 張さんは、Tatler Asiaの会長兼CEOであるミシェル・ラムニエール氏が5日のメディアブリーフィングで述べたように、契約にはメッシやスアレスが怪我をしない限り出場すると明記されていたと述べました。

 張さんは、「主催者はこの条項を基に一連の宣伝を行い、契約として、このような条款はメッシが出場しない権利を規定している。比較すると、去年6月15日に北京工人体育場で行われたアルゼンチン国家チームの中国ツアーのイベントでは、メッシが45分間出場することを明確に保証する条款がありました。実際に、メッシは45分間出場した」と述べました。

 「メッシの人柄については、以下の事実を見てください。ワールドカップ優勝後、2022年12月20日にメッシが帰国し、首都ブエノスアイレスで大騒ぎになりましたが、メッシとアルゼンチンの選手たちは大統領のお祝いを受けるための大統領府への訪問を拒否した。複数のメディアによると、メッシは香港滞在中にがんを患う2人の子供を病院に見舞い、彼らに病気と闘う勇気を与えた」

 張さんは10日に再び動画を投稿し、「前のビデオを投稿した後、小粉紅からの猛攻撃を受けた。多くの人は事実を無視している。公正な立場で事実を言うと、メッシを庇うと言われる」と述べました。

 一方、張さんは、「メッシ事件を通じて、誰が私の本当の友人なのかを識別することができた。それはそれで良いことだと思う。もしメッシの件について今もその是非曲直が分からないとしたら、あなたの認識に問題があるとしか言いようがない」と述べました。

(翻訳・吉原木子)