中国はかつて長期にわたり一人っ子政策を実行しており、それが現在、中国の男女比の深刻な不均衡を引き起こしています。近年、多くの中国の独身男性がネパールで結婚相手を探しています。

 中国公式統計データによると、中国の男性人口は女性を3000万人以上上回っています。男女比の深刻な不均衡は、多くの中国男性が結婚できない原因となっています。

 近年、中国のSNSでは「ネパールで結婚相手を見つける攻略法」がよく共有されています。それによると、ネパールには女性人口が多く、ネパールの女性は性格が温和で結納金も要求しないと言われています。また、高原で育ったため、苦労を耐える能力があり、良妻賢母の条件をすべて備えているとされています。ネパール女性を嫁にもらう費用は約12万元(約240万円)です。

 ネパールで長期にわたり生活している中国人の陳凌静氏によると、ネパールの首都カトマンズでは、月収約3000元(約6万円)の料理人、ドライバーが高給取りとされており、地元の一般女性の月給は約600~700元(約1.2万円~1.4万円)に過ぎないため、中国男性はネパールで非常にモテています。

 報道によると、ネパールで結婚相手を探している中国人男性の多くは、収入が低く、年齢が高く、学歴も低い「中国では恋人を見つけるのが難しい独身男性」であるとのことです。

 ネパールのポカラにある中国人華僑協会の理事である謝騫氏は、「ネパールで結婚相手を探している中国の独身男性のうち、わずか10%が35歳以下で、約半数が50歳以上であり、彼らは20代のネパール女性を相手としています」とし、「これらの男性は結婚相手を探しているのではなく、娘を探しているようです」と批判しました。

(翻訳・吉原木子)