黒竜江省の大雪の後、ハルビン市依蘭県では、虎が山から降りて、食べる物を求め、牛を噛み殺してしまう事件が発生しました。一方、虎林市虎頭鎮でも、虎の足跡が見つかり、住民の犬が虎に噛み殺されたことが発生しました。

 中国メディア11日の報道によると、黒竜江省虎林市虎頭鎮で虎の姿が発見されたといいます。虎頭鎮で住んでいる李さんは9日朝、犬に餌をやりに行ったところ、犬がバラバラになっており、全身が切り裂かれているのを発見しました。李さんの推測によると、犬が虎に襲われた可能性があるといいます。

 同日、虎林市当局は、7日以降、虎林市虎頭鎮の川岸と周辺の村付近で野生の東北虎の姿が確認され、少なくとも2頭が虎林市内で活動していると発表しました。

 虎林市だけでなく、ハルビン市依蘭県でも虎の姿が現れました。8日、依蘭県達連河鎮新勝村の村民が村で飼育されている牛が噛まれて死んだと明らかにしました。

(翻訳・吉原木子)