世界で最も多額の債務を抱えた不動産開発大手の中国恒大集団(エバーグランデ)は、2021年末以来、一連の債務不履行が世界市場を揺さぶり、その影響の広がりが懸念されてきました。

 2023年9月15日、中国の金融規制当局は5つの国有企業による合弁企業「海港人寿」(シーポートライフ)に、恒大人寿保険の全ての資産と負債を移管する計画を承認しました。これは恒大グループの保険事業を売却し、負債の圧縮を図るものです。