中国の複数のメディアの報道によると、9月以降、北京、上海、河北省、河南省など多くの地域で、マイコプラズマ肺炎になった子供の数が明らかに増加していることが分かりました。

 報道によると、今年の6月から7月にかけて、マイコプラズマ肺炎が一時的に高まり、8月に減少した後、9月に再び増加の傾向が現れているといいます。

 複数の専門家によると、マイコプラズマ肺炎は3 ~ 5年ごとに周期的に流行するとされ、現在、中国全土でマイコプラズマ肺炎の発病率が上昇しており、9月からおよそ1か月にわたってピークに達するといいます。

 北京市通州区のある市民は、「10月初め、子供が発熱し、たまに咳がある。ただの風邪だと思って、風邪薬を二日間飲んだが、なかなか治らず、むしろ悪化した。結局病院に行ったところ、マイコプラズマ肺炎だと診断された」と述べました。

 今年7月以降、上海児童医学センターではマイコプラズマ肺炎の患者を約400人受け入れ、例年の2倍に達しています。

 また、「雲南省第一人民病院」が9日に発表した情報によると、9月中旬以降、雲南省の各病院の小児科はピークを迎え、マイコプラズマ肺炎の患者数が明らかに増加しているといいます。

 当局は今回の全国的な肺炎はマイコプラズマが原因とされていますが、民間ではマイコプラズマではなく、新型コロナウイルスであると疑問視しています。

 中国共産党当局は今年初め、中国共産党の指導の下で中国人が新型コロナウイルスを克服したと大々的に宣伝しました。自己矛盾を避けるために、仕方なく言い方を変えたという見方があります。

 また、一部のネットユーザーは、マイコプラズマ肺炎とは実は新型コロナウイルスの後遺症であり、新型コロナウイルスが免疫系に攻撃を仕掛け、免疫力が低下した結果であると分析しました。
 

 (翻訳・吉原木子)