中国の陝西省にある呉堡黄河大橋は、建設費が1.77億元(約35億円)に達したが、開通したばかりにもかかわらず、橋の欄干が一部倒壊した。公式は、欄干の倒壊は風によるものだとしている。ネット上では、腐敗による手抜き工事が行われたのではないかと疑っている。

 ネット上で出回っている動画によると、呉堡黄河大橋の200メートルほどの欄干が倒壊しており、一部の欄干が真っ二つに折れたとわかった。

 呉堡県公式は5日、吴堡県で4日午後、雷雨を伴う強風が発生し、呉堡黄河大橋の一部の欄干はこの強風により倒れたと発表した。公式は調査チームを組織し、現地調査を行うとともに、橋を一時閉鎖するとしている。
 これに対して、多くのネットユーザーは、「また、手抜き工事なのか?」、「1億元以上をかけて、結局こんなもんだ。がっかりだ」とコメントした。

 公開資料によると、呉堡黄河大橋は陝西省と山西省を結び、全長2.639キロメートルであり、2019年11月30日に竣工し、2023年1月20日に開通した。投資額は1.77億元に達したという。

(翻訳・吉原木子)