間もなく開催される「成都ユニバーシアード」に対して、当局は前例のない安全対策を取り、各地から大量の警察を派遣し、広範な地域を封鎖し、住民の移動までも制限した。

 第31回ユニバーシアードの開会式は28日の夜8時に、成都東安湖体育公園メインスタジアムで開催される。習近平総書記は開会式に出席する予定。

 地元の住民は、多くの企業や機関が休業し、市民は自宅に滞在するよう要求されていると暴露した。ユニバーシアードの期間中、一部の地域の住民は再び臨時の出入り証を配られ、道路沿いの地域では窓を閉め、写真を撮らないよう要求された。

 ネットユーザーが投稿した動画には、当局は各地から大勢の警察を成都に派遣し、多くの道路が封鎖され、街の中心部には大量の警察が警備している様子が映っている。

 中国共産党の公式メディアによると、「成都ユニバーシアード」の期間中、成都市の一部の地域で無線通信が制御され、成都市全体の行政区域でドローン空撮を行うことが禁止されたという。

(翻訳・吉原木子)