2008年四川地震が発生してから15年が経ち、地震で亡くなった数百人の生徒の親たちが学校の遺跡で追悼したが、当局に妨害され、学校周辺はすべて封鎖された。

 5月12日、地震で亡くした多くの生徒の親たちが都江堰市の聚源中学校の遺跡を訪れ、亡くなった子供たちを追悼したが、学校周辺で警察に阻止された。

 犠牲になった生徒のある保護者は動画を撮り、「今年の5・12も、子供たちを追悼するために、学校に入ることを許されず、私たちは本当に無力感を感じている」と述べた。

 当日、学校周辺は封鎖され、大勢の警察官が警備にあたっていた。親たちは、子供たちの遺影と白い菊を跡地の外に置いて、追悼することしかできなかった。ある保護者は、「私たちは毎年最も悲しいこの日に、お祀りの場所さえ見つからない。しかも、警察たちの妨害を受けなければならない」と述べた。

 15年前の5月12日、四川省でマグニチュード7.9の大地震が発生した。当局は、少なくとも7万人が死亡、37万人以上が負傷したと発表した。しかし、民間の推定では、死者数は30万人に達し、そのうち、学生の死者数は3万人以上になるとされている。

 地震が発生した時、多くの人が手抜き工事で死亡した。その中でも都江堰市の聚源中学校の教育棟は特に酷く、全壊し、数百人の生徒と教師が生き埋めになった。最も多くの人が死傷した学校の1つである。

(翻訳・吉原木子)