過去30年間、中国の不動産価格は高止まりしています。価格高騰前の2017年のデータを見てみましょう。Windのデータによると、中国の大都市のうち16都市の不動産価格対所得比が10倍を超えています。この比率は国際基準より3〜6倍も高いのです。不動産価格対所得比とは、都市住民の所得に対する不動産価格の割合のことです。業界では、不動産バブルの有無を測る重要な指標の一つとされています。