上海汽車集団股份有限公司(略称:上汽集団)の2023年第1四半期の累計販売台数が再び大幅に減少した。また、上汽集団は最近、「給与削減・解雇」の噂の波に巻き込まれている。

 上汽集団は中国四大自動車メーカーの1つで、上海国有資産監督管理委員会に所属している。上汽集団に属する主要な乗用車メーカーには、上汽乗用車、上汽大通汽車、上汽GM、上汽VWなどがある。

 公開された資料によると、今年1月~3月の累計販売台数は89万1200台で、前年同期比26.99%減少した。上汽VWは前年比31.67%減、上汽GMは32.36%減、上汽乗用車は1.17%増となったという。株価に関して、2022年に30.15%下落し、上海総合指数(上海証券取引所における株価指数)は15.13%下落した。

 業績不振のため、上汽集団は最近、全員の給与を削減するという噂が広まった。そのうち、役員は20%、部長は15%、従業員は10%の減額となる。

 上汽研究開発総院も全員の給与削減や解雇に直面し、1年未満の新卒者であっても解雇される可能性がある。

 情報筋によると、上汽集団は、給与削減以外にも、パフォーマンス評価を同時に実施し、不合格な従業員はより高い割合で給与が減額される可能性があるという。また、複数の内部関係者によると、基層労働者から変則的な人員削減を開始する可能性があるという。

(翻訳・吉原木子)