中国「両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)」が3月中旬まで開催される予定。開催地の北京市は厳しい戒厳状態に入り、観光客が天安門広場に入るには、事前に予約する必要があるだけではなく、3回もの安全検査を受けなければならない。

 香港紙『明報』4日の報道によると、現地記者が3日、北京の東長安街を500メートル歩いただけで、40~50名の警官を見かけた。北京二環路中心区の地下鉄駅の安全検査も非常に厳しく、ミネラルウォーターまでもスキャンしなければならないという。

 台湾メディア『TVBS』4日の報道によると、北京市内は至るところ警察官で埋め尽くされ、200メートルごとに警察官が警備しており、巡回する警察官も多くいた。天安門広場に入るためには1日前もって予約をする必要があるだけではなく、身分証明書や手荷物などの安全検査を3回も受けなければならず、メモ帳に書かれた内容まで尋問され、検閲されるという。

 また、北京市公安当局は2月22日、北京市内では3月1日0時から14日24時まで、ドローンやパラグライディング、気球などの飛行を禁止する規定を発表した。

(翻訳編集・吉原木子)