上海公安当局の 10 億中国人の情報データベースを 10 ビットコインで販売されている。 (ネットより)

 中国上海公安当局のデータベースが2022年7月にハッキングされた後、ChinaDanというハッカーが中国の国民情報と事件データをネット上で公開販売した。このデータベースは23テラバイトに達し、10億中国人の個人情報が含まれている。

 2人のセキュリティ研究者によると、ハッキングされたデータベースには、名前、誕生日、住所、身分証明書、身分証明書の写真を含むデータシートが約9億7000万行もあるという。

 中国当局は中国の人口は14億に達したと発表したため、ハッカーが全ての情報を入手していないのではないかと疑問視する人がいる。しかし、一部の研究者が上海公安当局のデータベース流出の原因を技術的な観点から研究したところ、ハッカーが入手したのは完全なデータベースであることが明らかになった。すなわち、公安に登録されている中国全国の人口は10億人程度だという。これは中国当局が公式に発表した14億とは4億の差があり、この4億の差がどうやって生じるのか?

 新型コロナウイルスの流行による、大規模な死亡だけが説明をつけることが出来る。

 中国当局は3年間実施してきた「ゼロ・コロナ」政策が愚策と見做され、人的資源と物質的資源のいずれをも浪費した。実は、中国共産党(以下、中共)の本当の目的は、コミュニティを封鎖することで、実際の死亡者数を隠すことにある。人と人のつながりを切断することによって、コミュニティの死亡者数を隠すことができるのだ。

 数ヶ月前、新疆ウイグル自治区の当局者は会議で、「ゼロ・コロナ」政策を堅持することによって、死亡者数を隠し、政府が発表した死亡者数を誰も疑わないと自ら認めた。

 2022年11月に、中国での感染がより大規模に広まり、「ゼロ・コロナ」政策でも真実を覆い隠すことができなくなった。中共は「白紙運動」を利用し、「ゼロ・コロナ」政策を一転させた。また、社会集団に免疫を持たせるという口実で、本当の目的を覆い隠している。

 ネットユーザーは、「3年で4億人、1日平均30万人、全国に2000以上の県があって、平均すると、1つの県で180人、だからあまり感じない」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)